このブログは中二病病状経過を日々克明に記録するブログです。
今日の中二病病状記録
分類 書きかけの創作物
大カテドラルへとはるか高みの空から光が降り注いでいた
そこは虚次元空間にあるカテドラル。
尖塔にの上に尖塔が重なり回廊は尖塔を取り巻きつなぎ無限の高さにまで届いている。
カテドラルの無数にある窓へ光という光が虚空の空から差し込んでいる。
空の永遠の相の元雲が固定されている。
光はカテドラルに近づくと虹色のシャボンと変じて床や壁や屋根に当たっては虹色の放射となって消えてる。
シャボンはゆらゆら揺れながら、紫や青やカテドラルの灰褐色を映し出しては割れて光となって蒸発する。
この空間では光はよりエネルギーに近い姿を確認できる。
カテドラルの尖塔には太古の戦いで争った天使や悪魔たちが石の彫像となって尖塔のそこかしこに形をとどめていた。
天使は鎧や剣を手に持ち、悪魔は槍を片手に爬虫類の鱗と蝙蝠の翼を背に永遠の相の元互いに相対していた。
上を見上げると陽光は無限のかなたから降り注ぎ永遠の青空が続ている。
一人の僧侶が大カテドラルの中を歩いていた。
彼の専門は神学で無限に広がる大カテドラルの中に拠点を構えている。
世に全く知られてない神学者グループの一員で、この虚数空間の存在に気づきグループで組織的にカテドラルを調査しているのだ。
拠点には最低限のものが置かれている。
調査結果の記録のための機械式のタイプライターにマッチ。
この空間と地球を往還するための手順を記した古文書の写し。
カテドラル探索のための水袋や乾燥食料、カテドラルが夜の時間になった時のための暖房用の石炭とストーブ。
昼には天使の一群がカテドラルのアーチ屋根の下を飛びどこかからどこかへ向かうさまを見ることができる。
彼らの機嫌がよければ、なぜ無限のかなた。
はるか未来に存在するこの空間で悪魔と天使の戦争が起きたのか。
それはどの様な戦いだったのか。
人類は未来においてどの様な歴史をたどったのか。
そのような話を聞くことができた。
カテドラルの夜は天使たちが姿をひそめ悪魔たちが徘徊する時間になる。
その時はカテドラルの片隅に確保した狭い部屋に閉じこもり扉を決してあけてはならない。
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